ひざの調整
ども、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 泰心堂こと藤井崇次です。
本日のお話は、膝(ひざ)の調整のお話です。
自己紹介にあるように私、鍼灸師なので膝の調整に関してはどちらかというと鍼灸を勧めています。特に私は手指鍼術を組み合わせた鍼灸の結果が良いので、鍼灸サイドで対応したいというのが本音ですが、今回のオーダーはNo 鍼灸なので本音を言えば面倒でした。
個人情報の保護の兼ね合いがありますので、ご本人を特定可能な情報は極力排除しようということで、プロフィールがあいまいになることはご了承ください。
ということで今回はこんな感じ
〇パーソナル
身長 160㎝ 体重 75kg 女性 太め
〇主訴
右ひざ痛。
〇そのほか
肩こり、腰痛、疲労感、両拇趾外反あり
ということで今回のメインはひざ痛。
一応、整形外科にも通っていたし、本人曰く「整体院(接骨院のこと)にずっと通っていた」のに全然よくならないと。
レントゲン、MRI済みで画像診断上とりえず骨や関節に異常はないという状態ですね。
痛みは起始時痛と歩行時痛。起始時痛は動き出し時に痛むものでしばらく動いていると痛みが治まる状態のこと。歩行時痛は、しばらく歩いていると痛みが出てくるもの。個人差があり何分経過後とかは特にない。
痛むのは膝の内側。
まあ、無いとは思いつつ前十字靭帯、後十字靭帯など膝周りのチェック、屈曲伸展など一通りの検査をしたうえで調整に入る。
調整方針:多くが膝を直接どうのこうしようとすると思いますが、うちの基本は異なり、右ひざの状態がよくならない理由の方に着目して、頭、首、局所(症状のある場所)と調整していきます。
1.現状認識:脳機能低下のチェック、DRT三大徴候、膝の指標のチェック
2.調整:頭の調整(CSF調整)→上部頚椎の調整(DRT)
3.再確認:脳機能低下状態のチェック、DRT三大徴候、膝の指標
4.膝の調整(関節の圧縮/離開×上/下/左/右×捻転を入れた矯正肢位で保持)
5.再度確認
6.手の膝(ひざ)相応部位の圧迫刺激
7.この時点で起始痛なしで次回予約したうえで終了。
1.~3.の手続きについては共通。基本にしてある意味奥義。なので6~7割顧客はこの手続きでほぼ終了で、今回のケースのように特定の痛み症状などがはっきりしている場合は局所処置へと移ります。
今回の場合は4.矯正肢位で保持しているときに”ごり、ごりっ”と大きな音がなり筋骨が動く感覚がしましたし、クライアントの方にもしっかりとごりごりと聞こえていたとのことでした。
ちなみに形を維持していただけで、それ以上の力は加えていません。ある意味、勝手に戻ったので、音は凄い音が鳴りましたが無理なく自分で戻したので危険はありません。
あとは施術台を降りて歩き出すときの痛みが残っていたので、最近、手指鍼術のほうの技術を応用して膝相応部位への刺激を加えて、痛みがなくなったのを確認して終了しました。
結局この方、全部で3回ほど施術をして痛みの軽減を実感して終了となりました。
0コメント