催眠と施術のお話
ども、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 藤井崇次(泰心堂)です。なんか、本日は雨の合間という感じの天気予報ですね。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
私はというと、次の研究課題のための資料収集をしつつ、まあ、細々としたことを色々と。
あ、本日は外部での施術の日なので京成大久保の私のサロンには顔を出さないのでご注意ください。予約につきましてはWEBでメールフォームや予約フォームにて承っておりますので、水曜日~日曜日の都合の良い時間帯をお知らせください。
さて、本日のお話は『催眠と施術』のお話ですね。
”催眠”というとなんというか「あなたはだんだん眠くな~る」を思い出すのは私が些か古い人間だからでしょうか?
ま、それはそれとして大道芸としての催眠術ではなくて、ある意味では医療催眠になるのか、それとも会話技法としてのテクニックになるのでしょうかね?
海外ではカウンセリング技術の一部として心理的アプローチ技術を研究しており、その中に催眠技術があったりします。本屋さんにいくと並んでいる『コールドリーディング』系の本も実はその類です。
占い師をやっていた人にはわかる話なんですが、・・・・・・まずそんな人はレアですね。
要は、対人関係において、話しやすい人っていませんか?
逆に話しにくい人はいませんか?
その違いは何だろうと考えて、観察したものが、対人関係構築術としての相手の心理状態を察し、誘導する会話法であり、コミュニケーションを円滑にする言語的技術ですね。
こういった類、実は日常的にありふれています。
例えば、広告なんかがそれですね。
そうですね、「閉店セール、全品30%引き!」とか、「先着〇名様限定!」、「バーゲンセール」とかがわかりやすいかな。
一時期妙に流行った、ランディングページ(購買意欲喚起と契約締結のためのWEBページ)というのも実はある種の催眠の方を作っています。
そう考えるとコピーライティングスキルもまたある意味催眠技法なんですよね。
で、催眠と聞くと、直ぐに洗脳とかつなげてしまう人がいますが、それはちょっと極端かなと思います。
例えば対人関係構築技術のひとつ、アイスブレイキングというのもこれ実は会話誘導法ですからある種の催眠です。その目的は、円滑なコミュニケーションの促進や新たな関係の構築の第一段階(知り合う)です。
これって別に悪いことじゃないでしょう?
私のところのWEBSiteも一部ではありますが、コピーライティングの基本に則って作成しています。これは私自身や私が提供する商品サービスを紹介することによって、興味をひいたり、ある種の共感や信用を獲得するためのテクニックです。
もし、これがダメというのなら、初めて会う人に自己紹介するなと言っているようなものです。
で、知ってもらうには、知りたくならないといけない。つまり、興味を引く→目を通す→理解する→提案に対してのリアクションをする→実際に会う/会わないという流れを作る。
これは普通のことですね。
一般的な対人関係においては、繰り返し会うということがとても大事です。最初は何かのイベントに参加したり、共通の知人・友人に紹介してもらったりして、次に知人・友人巻きこんで一緒に出掛けてを何度か繰り返し、趣味などの共通項から今度は二人でとか、まあ関係性を深めたりするのでしょうが、
私たちの現場ではそんな悠長なことはしていられません! と言いたいところですが、そういう悠長なことをするメディアもあったりします。ええ、FaceBookやLiNEのグループとかですかね。少し前ではメルマガなんかがそうですね。
でも、これは補助的なものです。
やはり、初対面一発勝負!・・・・・・勝負ではないんですけどね。
そういうのが多い。
じゃ、そこでどうやって対人関係を構築しようかみたいな話になるわけです。
で、よくわかっていない先輩方「ラ・ポール形成が」とか「信頼関係が大事」とか、おそらくは自分でもよくわかっていないんでしょうね、意味不明なことを言いだします。
あ、ちなみにrapportは臨床心理学用語で施術者―被施術者間の心理的関係性、あるいは距離感を意味します。
なんというか言葉が難しいですね。
そもそも(完全な)初対面に信頼などありません。原則、不審あるいは不信から始まります。
一般的な言葉に直すと「ここ怪しくない?」、「ほんとに悩みが解決するのかな?」、「ここ頼っても大丈夫?」ですね。
この状態から、どうやったて良くなってしまう”(心理的)場”と”関係性”を作ることが施術者がやるべき最も大事なことなんですね。
これさえできてしまえば、鍼を使おうが、灸を使おうが、その他の徒手調整術を使おうが、結果が出ます。
逆に言ってしまえば、術式、技法ってのはそういう場と関係性を作るための手続きをわかりやすいであろう形にまとめたものに過ぎないってことですね。
で、そこに含まれている、言語的なコミュニケーション、非言語的コミュニケーションに着目してみて、どういう会話の流れ、どういう雰囲気づくり、など技そのものでない部分から施術法の研究をしてみようかってのがタイトルにした『催眠と施術の話』っていうテーマにつながるわけですね。
おっとそろそろ移動します。ではまた。
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