Re:Chargeネタその1:なぜか膝痛改善例。
ども、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 藤井崇次(泰心堂)です。
ええと、先ほど挙げた、Re:Chargeの興味深いネタのお話。
はい、改めまして、Re:Chargeのネタです。本来は美整術Re:Chargeは美容系施術なんです。なので、メインターゲットは顔周りが気になる美容に高い関心を持っている皆様なんですが、今回はキャンペーン企画なので、普段ならあまりに来ないような方もいらっしゃいました。
と、まず美整術Re:Chargeについて簡単に書いておきましょう。開発者は田中療術院 田中裕樹先生。肩書は日本小顔ストレッチ協会 会長、田中療術院院長、株式会社HERO代表取締役社長 ストレッチ専門店STRETCH HERO経営、Dr.ストレッチ 小顔技術アドバイザーとまあ、凄いですね。ご本人の療術院が「あれ?ここ?」と思ってしまうくらいのギャップです。
私とRe:Chargeとの出会いは、実はモニター施術案件なんです。
普段、どちらかというと慰安、リラクゼーション目的ではなく、ガチの症状が改善系の施術をメインとしていますので、美容関係ってどちらかというとオプション扱いなのですが、まあ、実はそれなりに詳しいです。
※ガチな症状改善系なので顔面麻痺などの顔面、頭部症状の施術も多数経験している関係で、肌トラブルはもちろん小顔整体などを受けたあとの違和感なども研究対象に入っていましたので。
ただ、※にも書きましたが、どちらかというとそういった施術を受けたことによるトラブルに対してのRecoveryの目的で収集と研究をしていたという裏の意図があります。
実際問題、結構あるんですよ。
「小顔施術を受けたら、顎が痛くなった」とか、「施術の翌日からめまいが」とか、「施術後から頭痛がひどくなって」とか、「(施術後)顔が痛くなった」とか……。
まあ、原因としてはよくわかっていない自称専門家が力任せの施術をして、顔の歪みが増大したり、顔の筋肉が断裂(いわゆる肉離れなんですが、表情筋て通常の生活ではほぼありません)したとか、神経障害(神経興奮、知覚過敏、感覚鈍麻)が起こってしまったとか。
こういったトラブルに対処するには、解剖学生理学は基本として、世の中の一般的な小顔矯正?や美容鍼灸などが何をやらかしているかを知る必要があります。
ちなみにですが、小顔”矯正”という言葉はどうなんでしょうね?
例えば、うちの提供しているRe:Chargeなどの美容系メニューでは、顔面の筋緊張の適正化、体液循環の適正化など狙って刺激を入れた結果、必要に応じてからだがリアクションを返し、結果として盛り上がりうを作っていた筋緊張が緩和されたり、引きつりを起こしていたのが解消されしわが薄くなったり、体液循環が悪く、浮腫んでいたものが解消されて結果的に小顔に見えたりという当たり前の変化が起こるものであり、その過程の中で関節の状態の適正化が促されますが、特に骨を動かさなければいけないものではありません。骨は収まりの良い位置に自ずと収まるだけなんですが、……
クライアントのお話を伺っていると、「”骨を動かす”と、結構強い刺激を受けた」とか、「ゴリゴリやられた」というコメントがかなりあって、いったい何やったの?って感じですね。
まあ、そんなこんなで”知る”必要があって学んでいた美容系施術をまあ、顧客サービスの一環として提供しているというスタンスですね。
また、サービスとして美容系施術ってわりと華やかで楽しいものでもあったりします。
鍼灸院としてのレベルでは結構深刻な悩みでという話はないでもないのですが、病気、症状の改善系と比べると比較的、ライトな悩み、期待のケースが多いのであまり深刻な雰囲気にならないという意味でもよいものであったりします。
ええ、商談の前とか「週末デートなんで」とか、「保護者会前で」とか。あれ?なんか殺伐とした雰囲気が……。
なんで、こういった施術者にとてもストレスをためない施術も増やしていこうかなというのが実は秋のキャンペーンの裏側の事情だったりしました。
では、長々と前置きをしたうえで、本題に行きましょう。
30代 女性 秋のRe:Chargeキャンペーンでの来院。
お悩み:顔の歪みと頬のたるみ
解決した日常で気になっていた症状:階段を降りるときの右膝の痛み。
合計施術回数3回
初回感想(施術直後)「凄い!目のラインが水平になっている!?」
二回目来院時「いつもより化粧ノリが良くて同僚に”どうしたの?”と聞かれました♪」
二回目施術中「そういえば、今週階段降りるときにいつも膝が痛かったのが全然なかったんですけど、なにかしました?」
こういう感想をいただきました。
実は今回のRe:Charge、美顔施術のみのオーダーも想定していて、通常施術+αと比べるとからだの調子の安定性に問題がありますので、内緒にしていましたがSTARTRAINの混合術式だったりします。
通常:Zero-Reset(基本施術)+Re:Charge 8000円+7000円
はい、付加サービスとしての扱いですね。
今回:Re:ChargeのみOK 7000円。キャンペーンとして期間限定で初診料サービス。
Re:Chargeのみの場合、首周りと頭部の調整になるので、基本施術+Re:Chargeに比べて手足体幹への影響が少ない。なので、持続性という意味ではからだの安定→調子の安定なので施術者としては微妙。でもフルサービスとは折り合いをつけなければならないので正直どこまでやっていいのか迷った部分があります。
なので、STARTRAINを混ぜ込みました。
※STARTRAIN:Solecika 古藤格啓氏考案の手技。両足、両手、頬骨の調整なので、組み合わせやすかったので。
※基本施術でも状態の安定やより一層の変化を促すために混ぜこんでいるものです。
で、全体で20分にまとめてみました。とにかくやりすぎ注意、お帰りになるときに疲労困憊でふらふらなんてもってのほかです。はじめから意図して疲労させる目的であればOKですが、基本的にお帰りになるときは来たときよりも調子よくスタスタと歩いて帰るくらいが良いですね。
今回の場合、足はリスフラン、ショパールの両足根関節の調整と手は手指関節と中手手根関節あたりの調整を加えただけで、もちろん膝には一切触っていません。というか紹介の時点で知っていたけど、今回の対象ではなかったので検査していませんでしたしね
ただ、ひとのからだの捻じれは別に中心から末端への調整をしなければならないというルールは特にありません。別に末端から中心へ影響を及ぼしたって駄目な理由はありませんし、また、ひとのからだが”治る”の原則として施術者のせいではなく、被施術者自身のからだがそう判断した結果です。なので、自ら良い状態へと変化できる状態になってしまえば、どこからやろうがどうでもよいことですね。
今回は、たまたまRe:ChargeとSTARTRAINを組み合わせたことで、きっかけを得、この方の状態の最適化が促され、膝の状態を自ら改善したという結果になったわけですね。
※頬骨の調整はRe:Chargeの流れの中に入れてあります。
なお、泰心堂の場合、膝の調整をするときにまったく膝を触らないことも良くあります。
たとえば、頭の側頭骨-鱗状縫合への刺激や同じく頭のアステリオン(星状点、後頭骨-側頭骨並びに頭頂骨の関節)への刺激、あるいはナジオンーイニオンのNI調整(コアナジオン、動体療法)などでかえることもありますね。
なお、先日紹介した、頭部神経痛の症例のひとつでこのコアナジオンで劇的な改善をした例があります。一例のみなので紹介するのもどうかなとは思いますので詳細は割愛。あと小顔矯正後の頭部症状の例でもコアナジオンは割と使っているテクニックになります。
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