手指鍼術と頭痛
ども、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 泰心堂こと藤井崇次です。
先日から手指鍼術についてのお話をしていますが、今回も、です。
今回は、頭痛のお話ね。
手指鍼術と頭痛
ええと、知っている人は知っていますが、一時期、其々数か月から数年にわたり”千葉県”や”習志野市”の地域キーワード+”頭痛”あるいは”めまいで”No.1の検索順位を達成していました。
そういう状態だと、ええ、なんというか、「ふざけんじゃねぇ、てめえ!」的な熱いメッセージ性のあるファンレターやらとてもじゃないけれど通えない地域からの施術依頼や、時には施術内容の開示を求めるメールなどを多数いただきましたね。
とても不思議です。そんな難しい話ではないのですが、どうしてでしょうね?
そう言えば、頭痛って基本的に混合型の方が多いのですが、何か持論、いや自論を展開されて批判なのか否定なのかよくわからないメッセージを送ってくださった方がいらっしゃいましたね。まあ、多分臨床経験が少ない方なんでしょうね。教科書に書いてあることはヒントにすぎません。現場でどう対応するか、顧客とどう向き合うか、その中で結果が出るようにお互いに努めることが大事です。
まあ、悪名もまた功名であるわけですから、ファンレターとして受け取っておきましょう。
さて、細かな症状とかを書くと、またわかってない方が多数出ると思いますし、一々返答を書くのも今現在の状況だと面倒なので割愛。
どれだけ手指鍼術が簡便であるか、効果的であるかをPRできたらなと思います。
手指鍼術と頭痛
手指鍼術には段階があります。というか本来、術伝って段階を踏むもんなんですよね。
学習効率を高めるには特に初期の段階の対応が重要でこの段階の対応を間違えると生徒はやる気そのものをなくし、その後の過程が苦痛になります。
と、難しくいっても何なんで、さくっというと”やってみた→うまくいった”+褒められたという成功体験をいかに積むかって話ですね。
そうじゃないと興味持てないし、興味のないことは苦痛、苦行以外の何物でもありません。
手指鍼術の場合は、
1.相応療法(相点療法)
2.統治療法(三一体質論に基づく)、気脈療法
3.五治処方
番外.八性穴処方
という段階があります。この辺は、書籍で学ぶか、うちの恩師である小松先生のところあるいは他団体へどうぞ。
相応療法(相点療法)
相点療法ってのは小松先生の口癖ですね。
手指鍼術は全身の各部位と手掌を対応させ施術していく見立てる施術方法です。う~ん、足つぼ系などの反射区療法の一種ですね。
頭痛の場合は、両手の中指指頭が相応領域(対応する範囲)に該当します。
なので、この中指指頭から過敏圧痛反応などを検出し、刺激を加えるのが第一段階の調整法となります。
基本的に、泰心堂で”個別”に指導するセルフケアのお話はこの相応領域を活用します。
統治療法、気脈療法
これは教科書的な処方と施術段階ですね。たにぐち書店から発行された『高麗手指鍼術講座』という書籍があり、その書籍に応じて学習を進めると学ぶことになる療法ですね。
統治処方ってのはおなかの典型的な反応パターンを活用したもので、陽実、陰実、腎実の三パターンから処方を決めてくものですね。
気脈療法ってのは、手気脈という全身の経絡に対応した概念ラインである手気脈を用いて、刺激を加えるものと考えておけばとりあえずOK。
というか、泰心堂ではあまり使いません。
五治処方
これが『五行鍼』に基づく、手指鍼術独自のパターンニングですね。
一応、最上位の処方論になるのかな?
これも基本パターンなので、さほど難しくはありません。五行という五属性に応じた組み合わせをいくつか用いるパターニングで
各経絡(気脈)に対して、正方、勝方の2パターンが基本で、さらに五悪を追加すると、風、熱、(寒)、湿、燥の各処方があって、これが仮に片手3パターンの組み合わせあるとして
7C3ですから、(7×6×5)/(3×2×1)=35パターンの12倍の2乗くらいですかね?実際は相性や重複もありますので、もっと少なくなりますね。まあざっくりと18万パターンを超えない程度ですからね。ここに7C2の組み合わせやら7C1の組み合わせやらもくわえても大したことないですね。
現場で頻用するパターンはもっとすくないですしね。
現場での処置と手順
1.話を伺いつつ、相応領域から過敏圧痛反応などを検出し、状態と紐づけ。(意識させる)
2.その他、からだの状態(指標)をチェック
3.必要に応じて、脳脊髄液循環調整(CSFテクニック)による脳活性
4.相応点への多鍼+五治処方(10分~15分)
5.からだの指標の再チェック
6.問題なしならばクローズ、引っ掛かりを覚えた場合、補助的施術を加えてクローズ
これだけ。手指鍼術を使って頭痛の方の対応をする場合は本当にこれがいつもの手順になります。
あと大事なことは、現場で処置してよいタイプの頭痛か、それとも即脳外科や頭痛専門外来へ回せなければいけない脳卒中前駆症状(TIM)などが確認されるものかを判断することくらいでしょうか?
泰心堂 徒手調整術研究部|習志野市大久保|自律神経整体
千葉県習志野市大久保、京成大久保駅近くのめまい、頭痛など自律神経系の不調による症状に強い鍼灸整体院 【ご予約はメールまたはWEB予約から】 taishindo@outlook.jp 047-404-5225
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