重度の頸椎の痛み+めまい。首触れられないけど、どうアプローチする?
ども、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 藤井崇次(泰心堂)です。
熱い、違った。暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
本日の習志野市大久保は、ざっと雨が降っては地面が乾き、再度ざっと雨が降るというようななかなか忙しい天気です。
こういう日は仕事が捗……りません。
さて、さっそく本題の方へ行きましょう。
重度の頸椎の痛み+めまい。首触れなられないけど、どうアプローチする?
はい、タイトルまんまのお話です。
今回は徒手調整術研究部のお仕事ということで、徒手調整を行ったのですが、いろいろと例外処理をしていったので、その辺のお話。
まずうちの基本施術は、頭蓋から上部頸椎~仙骨・尾骨というセンターラインを整えるタイプの施術から始まります。
それでも、まあ、患者さんが取れる姿勢の問題で、DRT(背部揺動)を使ったり、四肢誘導調整法(仰向けでセットアップ+足から揺動)を使ったり、モルフォセラピーと使ったりとまあ状態に合わせてチョイスが変わります。
で、そのあと個別の症状とからだの状態を改めて見直して、見逃しがないか、調整しておく部分がないかを確認して、四肢や頸椎、頭蓋の調整を加えて仕上げというのがいつものパターン。
泰心堂の施術の基本は、自律神経系が機能できる状態に持っていくことにあるので、施術を通じて、Zero-Position(解剖学的姿位)に如何に近づけていくか? というのが一つのテーマになります。※もう一歩進めると心身のZero-Positionという考え方になる。
その結果、頭蓋の一次呼吸が回復し、脳脊髄液循環が促進され、上部頸椎が収まりの良い位置におさまることで神経伝達障害が解消方向へ向かい、自律神経系の働きが活性化、背骨-骨盤(仙骨・尾骨)といったセンターラインもまたおさまりの良い位置に収まることで極端な左右差が解消し、関節運動などが適正化し、重心軸、運動軸の安定化、最適化が行われ身体パフォーマンス向上!などが促されるわけです。
どういう手段、術式を使う場合でもここの基本となる軸は動かしません。それが一貫性を作るわけですし、何がおかしいのかを窺い知る基準にもなるので、ブラしてはいけません。
で、施術を通じて割と重要な目印になっているのが、頚(くび)です。
ええ、お気づきでしょうか?
頚、触るだけで痛いんですよ、この方。
ということで、基本施術のパターンが使い難い状態。じゃ、どうするか? 基本概念はそのままに、アプローチをがらりと切り替えます。
頚が調整できないのなら、頚が調整されるように仕向けてしまえ!
ということです。
私の概念では、頚は手の中指中節骨です。
※言い回しは某K氏の〇パクリ。K氏ごめんなさい。調整個所はKHTの概念の応用で徒手調整を行うのは私の考え方です。
ということで、左右の中指を見た目、動き、力強さ、キネシオロジーテストなどで比較し、調整個所と方向を検出、絞り込み。
ああ、ちなみにキネシオロジーテストは岩城憲治先生のFullScanSystemの方式を利用していますので、全身の部位別、骨格系、エネルギーライン系、内臓系、感情系などを全スキャン済み。ちいとそちらもいろいろと反応出ましたが、ここでは割愛。
で、検出した方向の動きが滑らかになるまでテンション(圧力)かけて、再度チェック。
「え? するする動きます!? なんで!?」
はい、びっくりしていただきました。
そのまま、腰回りと背中のモルフォスライド(モルフォセラピーより)を加えて、引っかかっていた、第〇胸椎(キネシオロジーでも反応)を起点とした右回旋に対して戻るように誘導。で、一度、立ち上がってみてもらって、再度症状確認。
「あ、ふらつきも消えました!?」
うん、こんなにうまくいっていいのだろうか?(いいんです!)
で、毎度毎度で頭部の検査をすると、頭部拡大状態(指と指との間が指二本分)→頭部適正化(指先が交差する程度)と、脳脊髄液循環に対する調整手技を加えなくとも頭蓋も変化していました。
あとはもう一か所、反応が出ていた左の足首の調整を足の指から順にしていって終了。
「もう2~3回、顔出せるなら顔出してください」とお話して終了。
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