ぎっくり腰の人をその場ですたすた歩かせてしまった技
どうも、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 藤井崇次(泰心堂)です。
ええ、こんな遅い時間に何やっているのだか? と言われそうですが、わりと活動時間帯だったりします。
今回は、ちょっとだけ自慢。ちょっとだけ条件揃うとこういうこともあるよって、お話。
30代 男性 ぎっくり腰
経過:三日前、朝起きてぎっくり腰発症。痛みで起き上がれず、ベッドに二日。三日目に来院。
※来院が三日目になったのはもともとうちの顧客でぎっくり腰を起こしたのが月曜日だったため。泰心堂は今のところ月・火休みです。
ええと検査らしい検査はできるような状態でなかったので、とりあえず動けるうちにベッドまで誘導。仰向けで膝を立てると何とか寝てられるといった状態で、いつもの徒手検査はサクッと割愛。検査の指標はFullScanSystem方式のキネシオロジーテストで取っていきました。
で、もともと歩行動作から見当をつけていたのですが、やはり左の仙腸関節が動いていません。
ええ、ある意味、体調不良時の私と同じところですね。※こういう私と同じだからというのは原則として考慮してはいけません!
あとは上部頸椎と胸椎の3番にも反応。
何度も体位変換できない上に、今回は鍼NGな人なので、徒手で何とかしなくてはならないという状態。
ということで、MB式整体術(松井真一郎先生)の奥義 仙腸関節のありよう調整を一発。
ええ、松井先生ばりに「そ~い」と、・・・・・・掛け声はかけませんでしたが。
「あ、動けます。痛みはあるけどなんとか歩けます」。
降りて歩いてもらったらこんな感じ。
で、今度はうつ伏せに寝てもらって、背中の捻じれ、股関節から大腿の捻じれを戻して、もう一回立ち上がってもらったら。
「おお~。」
最後、仕上げというか締めでもう一回仰向けで上部頸椎調整。
「せ~の。おっ、あれだけ痛かったのに動けますね」
いやだから、動けるからってジャンプするな。あんた体重70㎏どころじゃないだろう。
その後、どうなったか? ええ、スタスタ歩いて帰りました。
で、来やしねえ。しっかり傷めたんだから、しっかり治せって、たまにメンテナンスで顔出せって言ってあったはずなんですけどね?
この間、某所でお会いしたら「快調!快調!また今度つらくなったら行きます」だって。
だからメンテナンスで顔出せって言っただろう!
そんな感じ。
条件さえ整えば、これくらいは起こります。問題は整っているかどうか見極められるかとどこまで攻めて、どこから守るかなんですよね。
何が何でも一発で取ろうとすると事故が起こります。安全第一、無理なく回復が理想です。でもたまに劇的に良くなってしまう人もまあ、いますね。
今回はこの辺で
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