クラニアルテクニック=頭蓋骨調整術!?

 どうも、こんばんは。

 からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 藤井崇次(泰心堂)です。

 気づけば、もう9月も半ばが過ぎて、あと10日ほど。

 そしてやっと上がりました、Re:Charge用フライヤー。

 あれ? AmebaOwndってPDFファイル添付できないんでしたっけ? ちょっと考えますね。


 さて、本日のお話はクラニアルテクニック=頭蓋骨調整術!?ってお話です。

※当たり前ですが、骨自体の変形は伴いません。


 クラニアルテクニックとは、頭の動き(一次呼吸)、歪み(脳脊髄液の滞留や圧迫ストレスなど)などを整えることで、全身を統括している頭の働きをよくするハンドテクニックですね。

 私の場合は、オステオパシー由来ではなくて、カイロプラクティック系と実は鍼灸―経絡論由来だったりします。まあ、最後のやつは極めて珍しいと思います。何せ、鍼灸師って経絡や経穴の話は好きだけど、そもそもの経絡論の前提の話やそれって結局何なのてきな本質論的な話や対照論的な話ってほとんどしませんから。

 まあ、それはそれとして、頭ってからだの制御をしている関係上、最上位の調整点なんです。

 最終メジャー(=原因)がどこかって話は各流派でいろいろありますが、うち、泰心堂の場合は、頭(中枢機能-自律神経系)が最上位です。

 なにせ経絡だなんだといったところで、経絡に変動が起こっていることを頭が認識しないと、それがおかしいから、調整してくださいって反応は起きません。だって、いつも通りと認識しているのならば、いつも通りを調整する必要ないでしょう?

 ”いつもと違う”ということを認識させ、自ら変化しようと仕向けることこそが施術の目的です。


 そのためには基準=(本来の)いつも通りの状態を知る必要があります。

 それが、Zero-Position=解剖学的正位もしくは機能的正位(骨格構造が正しい位置関係にあるか、もしくは日常動作の最適化などを考量したうえで自在に動くことができるか)。


 クラニアルテクニックは、このZero-Positionを頭に対して施術を加えることで頭→首→背骨→四肢と連鎖的かつ反射的に、自動的に調えていくテクニック。そしてそれゆえに習得難易度が異常に高い。


 適応症状というか対応可能な状態は、可逆性のある症状、状態ならほぼすべて。苦手というかそもそも対象ではないのは、鎮痛あるいは痛みの抑制目的の施術。

 クラニアルテクニック=頭蓋骨調整はある意味では、頭の自律神経系の機能低下状態を解除、解消することで、(本来持っている)自己治癒力が無理なく発揮できるようにするものであるため、それゆえに過剰な痛みや炎症、筋硬結などは解消されやすくなるが、どちらかというと、からだが出すべきだと判断した痛み(=からだの自然な防御反応)は取れないし、炎症=治癒反応自体は適正に起こりやすくなり、治癒中など必要性に応じて筋緊張が出現する。

 からだを治しているのだから、当たり前である。


 ちなみにからだの認識力が向上するわけだから、当然、鍼灸などの刺激に対してもそれは起こる。逆説的に考えると、鍼灸やその他整体/療術で効果がなかなか出ない人は、からだの認識力が低下していると考えられる。


 ちなみに私、泰心堂が鍼灸の施術で、ぶっちゃけ話、まったく困ったことがないのは、やはり恩師らの仕込みが良かったからだと思う。特に、積聚治療は非常に価値のある施術であった。積聚治療は脈診だけでなく、腹診(積聚という偏りを見る)を合わせて判断し、背中から調整を加える小林詔司考案の鍼灸の調整法である。1~4方式という四つの基本パターンがあり、からだの変化を順に追っていくという方法論であるが、実はこの基本パターンの中にクラニアルテクニックに相当するパターンがある。第一方式を繰り返していて、変化があまり見られなくなった時機に、方式の転換を挟むことで、からだの認識力を向上させ、次の段階での調整が行える下地を作ることができる。故に、よく鍼灸師の中でいわれる慣れてきたころの施術結果の停滞現象を未だ経験したことがない。

 もちろん、停滞する気もない。故に、なぜ、からだが変化するのか、結果、症状や悩みが解決していくのか、重ねたメモはすでに本棚に収まりきらないほど。数えきれないメモを見返して辿り着いたのが、中枢機能(脳、脳幹、自律神経系)についての考察。


 別に、まともな骨盤調整や背部調整、上部頸椎調整を否定する気はない。バナーをみて予想がつく人もいるかもしれないが、日常的にDRT:ダブルハンドリコイルテクニック(背部揺動による上部頸椎調整)を使っているし、股関節や仙腸関節の調整も必要に応じて適宜入れている。歩行動作改善や腰痛時の歪な起座動作などの改善などに有効なテクニックだと思う。

 ただ、基本中の基本は、ひとのからだは施術者が治すのではなく、患者もしくはクライアント(依頼者、顧客)のからだが治すのであるから、そのもともと備わっているからだの力を阻害してはならないということ。

 つまり、頭の認識が何らかの事情があり、機能低下に陥っているのならば、その事情を解消る方向へと体を向けるのもまた施術者の仕事である。


 さて、最後にその刺激自体について色々と誤解があるようなので、語っておくべきだろう。


 私たち施術者は基本的には、顧客のからだを活性化したい。ここに異論を挟むのはまともな私たちのような施術者だけだと思うが、まあ、長くなるのでこの話は割愛。とりあえず、からだの力を活性化することで、自ら治す方向へと仕向けるという根本療法系の基本に基づいて話を進めよう。


 プリューゲル・アルトンシュルツの刺激法則をあげるまでもなく、活性化したいのならば、からだが動きたい方向へ、僅かあるいは微かな刺激を加えることが大事。それはどこまでもからだにとって快の方向の刺激であり、不快な刺激であってはならない。

 例を挙げるのならば、「痛気持ち良い」は痛いだけである。そういう強過ぎるマッサージを受けた後、からだがスッキリしたような感じになるのは単なる勘違いであり、血行が良くなっている気がするのもからだが緊急反応を起こし、受けた傷の応急処置をする必要があるからである。

 揉み返しは、決して好転反応ではなく、傷ついた組織をこれ以上傷めまいとするからだの防御反応である。

 そもそも好転反応とは、適応の結果、それまで制限されていたことができるようになったことや、なんとなく体調が良好である状態とそうでない状態のギャップがはっきりすることで確認されるものである。なかには急激に体調変化が起こるものもいるが、それは揉み返しではない。


 じゃ、どういう刺激が良いのか?

 操体法の言葉を借りると「なんとなく良い感じ」、「ただ気持ち良い感じ」がかなり積極的な表現であり、実際はというと、ほぼ何にも感じないか、触れている程度の刺激で十分。条件さえ整えば、別に触れる必要すらなくなってしまう。まあ、さすがに触れないというところまで行くと施術なのかどうかすら曖昧になってしまうので難しいが。


 たとえば、宮野ヒーリングラボ、パーフェクトクラニオロジー協会 代表の宮野博隆先生のCSFプラクティス・ソフトブロックテクニックなどは、柔らかいソフトブロックの上に数秒から十数秒、ねているだけで、頭、背中、骨盤、関節が調う。

 ゴッドハンド養成塾の篠崎真樹先生の仙骨内臓テクニックの代表テクニックである仙骨のテクニックは触れる程度の圧を仙骨に数秒加えるだけでし、硬膜整体D2は後頭骨をそっと持ち上げるだけ。

 日本自律神経整体協会の岩城憲治先生のFullScanSystemで採用されている調整法はそっと調整点である後頭骨のあるポイントに30秒程度手を触れる程度に当てるだけ。

 国際整体協会、日本手技協会の長谷澄夫先生のクラニアルテクニックは触れてやや圧を感じるかどうか程度の力加減である。

 あの緩消法(坂戸孝志創始)の力加減は500gと決まっている。

 知る人ぞ知るSOLECKAの古藤格啓のテクニックは決して強引に力を加えない。

 実際やってみて驚いた動体療法 神癒アルファはほぼ触れているだけ。

 私がスタッフを雇ったとしたらまず初めに教えるであろう松井真一郎氏のMB式整体は軽く揺らすだけ、持ち上げるだけの刺激である。

 そして、私の恩師の一人 小林詔司の積聚治療は鍼が触れるだけで体が変わっていく。むしろ指標確認の押圧の方が刺激を感じるくらいである。

 私が考案した”貼るだけ整体”はテープを貼るだけで体が調整される。


強い力は要らない。クラニアルも同じ。


「修行や苦行にに来ているわけじゃないんだから、楽になりにきているんだから楽で良いのですよ」

これは私の言葉。苦しい思いをしたからご褒美的に良くなるわけじゃない。

楽な状態になるから、快方向に変化するから、快方に向かうというのです。


そして、うちでは(あたまに触っただけなのに)いつの間にか良くなっている魔法の技と呼ばれています。

泰心堂 徒手調整術研究部|習志野市大久保|自律神経整体

千葉県習志野市大久保、京成大久保駅近くのめまい、頭痛など自律神経系の不調による症状に強い鍼灸整体院 【ご予約はメールまたはWEB予約から】 taishindo@outlook.jp 047-404-5225

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