めまい、頭痛にクラニアルテクニック!
ども、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 藤井崇次(泰心堂)です。
6月企画として、クラニアルテクニックのオプションサービスを提供していますので、希望者は是非申し出てくださいね。今回は人数限定ではなく、今月末日までの企画で余裕はありますが、うちの予約状況に余裕がなくなりますので、希望者は早めに。
はい、本日の一枚は、スターバックスコーヒージャパンのこの季節限定のアレです。
ま、それはそれとして、ちょっと気になるセールスレターをいただいたので、質問というか疑問提起なんですけれど、
手技だけで、重度のアトピーや花粉症、喘息などアレルギー症状が良くなる方法!
ってそんなにびっくりすることなの?
セールスレターの施術期間を見ると、5~6か月、1年以上とまあ、”妥当”な施術期間ですね。施術回数についてもまあ、おそらくはこれくらいだろうなという回数(週1~3回程度)で計算すると一回当たりので施術料金が5000~10000円程度に収まるはずなので半年で30~40万円程度なのかな?
軽度のものであのであれば5回~10回あたりの数字を出しているのも、そんなに過剰ではないと判断します。
実際、アトピー性皮膚炎を含めたアレルギー症状のご依頼もあるのですが、「最低でも半年くらい、場合によっては年単位かかると思ってね」とお話しなければならないケースが多いので実際現場で契約を取ろうと思ったら難しい案件だったりします。
このセールスレターの先生は、これを”専門”に扱っているっていうのだから大したものだとは思うますが、そんなに驚くことかなぁ?
では、あらためまして本題。
ええと、実際問題として、蓄積疲労状態が発生している方は多かれ少なかれ、頭の呼吸である一次呼吸(脳脊髄液生産と循環のリズム)や頭蓋内圧に異常=いつもところなる状態が発生しているケースが多い。
特に、頭痛、めまいを訴える方は両極端で、頭部拡大状態と頭部縮小かつ硬化状態のいずれかを示すケースがうちの場合は多い。
これ、いずれの場合も頭蓋内環境がよろしくないと考えます。
頭蓋内環境とくに頭蓋内圧が上昇、脳圧迫状態が発生していると考えて調整するとわりとすんなり解消しますね。
じゃ、なぜ、頭蓋内圧が上昇するのか?
それは頭蓋内で作られている脳脊髄液という液体の行き場がなくなるから。脳脊髄液=CSFは、血液から作られる体液のひとつで、頭の中の第三脳室から産生され、脳腔を満たし、脳を保護し、脊柱管を通り、全身の筋神経などの組織に吸収されていく液体ですね。
昨今では脳脊髄液減少症やらという言葉も出回りましたので、なんとなく引っかかる人もいるのではないでしょうか?
じゃ、行き場がなくなるってどういうこと?って話をすると、人間くたびれると歪みます。ゆがむとき筋収縮を利用します。つまり筋中の血管やらが圧迫を受けるので、血流停滞などの現象が起きますし、その結果として脳脊髄液の吸収も減少すると考えられます。
また、からだがゆがむということは脊柱(背骨)も”見かけ上”ゆがむということであり、中にある脊柱管にも圧力がかかります。圧力がかかったせいでCSFの流れが悪くなります。
結果、隙間があり、ある程度拡張可能な頭蓋内で停滞するわけですね。
これが脳圧上昇状態と考えられているわけですね。
ひらたくいうと頭パンパン状態なわけですわ。頭パンパンだから頭の血管もまた圧迫ストレスにさらされるわけで、圧力高めて血液を通そうとするとドクンドクンと拍動するような頭痛になったり、圧力高いので十分な血液が回らなくて「血液回せ!」って命令が出てついでに痛みが出たりするわけですね。
挙句、脳自体も圧迫ストレスを受け続けるわけですから、疲労しやすく、ミスもしやすい中間管理職状態(冗談です)。本来バランサーとして機能する部分もバランス取れなくなって、世界が回る、地面が揺れるとめまい状態などが生じたりします。
で、昔はね、からだの方を整えると、水はけ良くなって、この循環不良状態がさらっと解消してきたんですけどね。現代はストレス社会と言われるせいなのか、それともからだの使い方が悪いのか、まあ、やたらと疲労溜まりすぎているレベルに溜まっているわけですよ。
そうなると、道あけたから流れてね、じゃ足りなくて、より積極的に押し流しましたって感じにしないと効果が出なくなったりするわけです。
そこで登場したのがクラニアルテクニック。
頭蓋の調整を行うことで、脳脊髄液停滞でむくんで、頭部拡大状態、脳圧迫状態、あるいはもっとひどく、脳脊髄液樹幹不良による縮小状態に陥っていた頭蓋内環境に変化を与えて脳脊髄液循環を促進することで、からだの変化と頭の変化を同時に行っていこうって手技ですね。
これ、CSF停滞→脳圧迫ストレス→自律神経系の機能低下状態、これが解消方向へと促されることで、自律神経系の機能低下状態解除→あたまの処理能力、認識力上昇→からだの不調、異常の認識→自己修復命令という連鎖が起こることが期待され、その結果、今までの手技で届かなかった症状が良くなっていったりするわけですね。
うちなんかは、めまい、頭痛のお客様の割合が多いので、組み合わせると便利な手技として適宜組み合わせて使っていたりします。
ちなみに、からだ認識力が高まり自己修復、自己調整という流れが起こるので、検査しても異常はないけど痛みがある、異常はないけどなぜか症状があるなんていう原因不明症状に対しても良い効果が出るケースもあります。
この時期のなんとなくからだが重い、なんとなく疲れが抜けにくいなんて方にもお勧めできる手技です。
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