骨盤調整にかかる時間は?
ども、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 藤井崇次(泰心堂)です。
うちの顧客(Client)に質問をいただいたので、さらっと答えておこうと思います。
C「いわゆる骨盤調整ってあるじゃないですか?」
私「よくありますね。」
C「〇分〇〇円のコースがいくつかあっておススメとか言われることが多いんですよね」
私「ま、そうですね。商売ですから、利益率高いメニューを勧めたいところですよね」
C「実際問題、調整にどれくらいの時間がかかるんですか?」
私「私だと検査抜きで最速10秒以下ですかね」
C「え!? そんなに短いんですか?」
私「ええ、CSFプラクティス(脳脊髄液調整法)っていう技術ではごく当たり前の結果です。また、うちで扱っているDRTやPNSJoint、あるいは仙骨内臓テクニックなどのテクニックでも検査含めて15分以内で完結します」
C「じゃ、40分、60分って?」
私「少なくともうちでは、骨盤調整だけにそんなにかかりませんし、そんなに時間を掛けません。それよりももっとやるべきことがありますから」
はい、こういうやり取りでした。
少なくともうち=泰心堂の話ですので、40分、60分かけて骨盤調整?をしているよそ様を批判する気はありません。そういうところなんでしょうと思うだけですから。
泰心堂では症状や調整法自体を重要視していません。
何故ならば、大事なことは基準=Zero-Positionからどれだけズレているのかを体が気付ける状態であるかどうかということ。気づけたのならば、からだはそれを戻そうという体の仕組みと機能を持っているからです。(自然治癒力、生命力、気血、エネルギーなど)
なので、施術はどれだけからだがズレているかを認識させる検査とスイッチを入れるための調整的刺激、そしてどれだけ変化したか、ズレが整ったかを再認識する再検査が重要なのであって、頸椎を整えようが、背骨を整えようが、骨盤と言いながら骨盤”帯”を整えようが些末なことです。
ただ、泰心堂、泰心堂徒手調整術研究部ではより根本原因に対してアプローチをするという考え方を持っているので、上部頸椎に対して間接的に影響を与えるDRT(ダブルハンドリコイルテクニック)やCSFプラクティスなど頭蓋骨調整術(クラニアルテクニック)系の術式を採用しているだけのことです。
また骨盤調整のルーツのひとつであるカイロプラクティックでは、骨盤=仙骨と明確に定義されている上に、どちらかというと上部頸椎に対する代替としてクローズアップされてきた部分あるように思います。
今現在、安全に上部頸椎を調整する術がある以上は、積極的に採用する気にならないのでことさら骨盤あるいは骨盤帯に特化した調整は提供していません。
が、当たり前の話ですが、それがからだの基準=Zero-Positionからずれているのならば、からだの作用としておさまりの良い位置に自然と納まるようになっています。
つまり、結果的に”産後の骨盤調整”を謳わずとも、そうなっているわけですね。
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