たった5分背中を揺らすだけで、痛みや不快症状が改善!?

 ども、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 藤井崇次(泰心堂)です。


 はい、今回は意味深長なタイトルではじめてみました。

 うちの徒手調整術研究部の提供する徒手調整術、通称Zero-Resetは実はいくつかのエビデンス(科学的証明と呼ばれるもの)を取得したゴッドハンドたちの手技を再構成したものになります。

 名前を挙げると

〇DRT:ダブルハンドリコイルテクニック(上原宏 日本DRT協会 日本カイロプラクティック徒手医学学会誌 2017年18巻)

※今回の話のネタ。

〇仙骨内臓テクニック(篠崎真樹 ゴッドハンド養成塾 2017年7月、篠HvO世界大賞受賞、日本初!骨格バランス矯正で医学雑誌に医師の査読論文が掲載 2017年、篠崎式整体 医学雑誌「診療と新薬」(2017.NO.5)に掲載、2013年12月20日 第17回 統合医療学会にて篠崎式施術の有効性が発表、篠崎式施術による血流・身体バランス改善効果検証試験)

〇PNS-Joint(山内要 南京中医薬大学 DNA ON-OFF理論)

〇脳脊髄液調整法(宮野博隆 パーフェクトクラニオロジー協会を参照ください)


これに関節の微調整(MB式 松井真一郎 MB研究所)と必要に応じて緩消法を加えて再構成するとうちの術式になります。

〇緩消法(坂戸孝志 社団法人日本健康機構 筋緩消法が腰背部筋緊張および腰痛に及ぼす影響 日本統合医療学会誌 5(1), 62-67, 2012-03)


 そのうちの今回はDRTのお話。


 私、泰心堂は日本DRT協会の会員であり、認定治療院のひとつでもあります。

つまりは一味というかある意味で回し者なので、いくらか割引で読んでいただければと思います。


 私とDRT:ダブルハンドリコイルテクニックとの出会いは2014年まで遡ります。

 かれこれ5年近くですか、うん、なのに未だ認定インストラクターを取っていない私。まあ、タイミングがどうしても合わせられなかったというのが実際の話なんですけどね。ええ、なぜかそういう日に限って新規の予約が入ったり、予想外の支払いがあって予算確保できなかったりとまあ、いろいろとイベントに襲わているのです。

 まあ、自分でやる分には認定インストラクター取らなくても十分な効果を出せる非常に良い手技なんですけどね、DRT。

 詳細はこちらを見ていただけるとイメージが枠かなと思いますので参考まで

日本DRT協会

DRT:ダブルハンドリコイルテクニック セールスレターページ

ああ、ちなみにセールスレターページは治療院経営者向けの内容を含むので売り上げの話とかありますが、その辺は一般の方には関係がありませんのでさらっと読み飛ばしてくださいね。まあ、正直都合が悪いので、セールスレターページはスルー推奨ですけどね。


まず、DRTはカイロプラクティックという徒手調整術(いわゆる整体術)のひとつで、特に上部頸椎カイロプラクティックという頸椎を調整することでからだの機能を取り戻そうという考え方に基づいています。


どこに行っても良くならないその悩みの原因の一つは上部頸椎のズレ

脳からの神経伝達が正常に伝わらないと、患者さんのいう主訴である、慢性的腰痛、肩こり、頭痛、背中痛、自律神経の乱れ、不定愁訴など、体に様々な不調が起こります。 それをほっておくと重症患者さんの完成です。 治療しても改善しないからブロック注射を打つ、手術しか手立てがない、など整形外科をたらい回しにされている痛みで苦しむ膨大な数の患者さんがいます。

この脳の神経伝達を妨害しているのが、後頭骨と上部頸椎1番2番のズレです。 頭蓋骨を支える後頭骨、それに繋がる頸椎にズレが生じると脳からの神経伝達が阻害されて、全身の機能が正常に働かなくなってしまうのです。

逆説的にいうと、この上部頸椎のズレを治すと身体全体の機能が正常に戻って、患者さんが訴える主訴が消えるだけでなく患者さんの身体が治癒力を取り戻していくことが出来るわけですね。

これを治すためには、上部頸椎カイロプラクティックという手法が必要です。 なぜなら体の箇所で一番治すのが難しいとされているのが上部頸椎だからです。 この上部頸椎カイロプラクティックをマスターするには気が遠くなるほどの時間もお金もかかります。


実際、どれくらい難しいかというと、上部頸椎調整のひとつの技法であった、スラスト法というものが厚生労働省の通知により禁止されていることからも類推可能である。※当時スラスト法による事故が多発したために禁止された。この危険はカイロプラクティックの本場アメリカでもすでに指摘が出ており、SORPやSOTなど上部頸椎に対する関節調整、あるいは代替部位での調整の技法が多数生まれることになった。


これを間接的に安全に調整できるのがDRT:ダブルハンドリコイルテクニック。

たった5分ほど背中をゆらゆらと揺らすことで、反射的に脊柱がおさまりの良い位置におさまり、連鎖的にズレていた上部頸椎もおさまりの良い位置へと戻り、その結果、機能低下状態にあった脳神経伝達システムが機能し始め、重症患者と言われるレベルですら己の力で劇的に回復していく状態へと誘導していくことができます。


(徒手調整術研究部では)DRTは単体でも使っていますが、クラニアルテクニック+DRTというパターンでも使っています。

 また、鍼灸部門においても、最小刺激最大効率の鍼灸調整の前処理としても使っています。


 実は、これが泰心堂の施術が最小ダメージ、最大効果を狙える秘密だったりします。

 何故ならば、鍼灸もまた脳神経伝達システムを利用しているからです。


私はこの点について、鍼灸師やマッサージ師って視点が欠けている人が多いと思います。

東洋医学は伝承医学として科学的であり、価値のあるものですが、それは機材もからだに対する理解も現在よりもずっと未熟だった時代の実証医学としての価値です。

経験医学と言えば、聞こえはよいですが、私が数多くの治療院を回って感じたことは「妄想やお題目に過ぎない」ということ。


これは名灸師と呼ばれた東の霊術師(※霊媒師ではなく、今風には療術師、治療家)ランキング上位だった深谷伊三郎氏が残した言葉のひとつですが、

ツボは効くのではない、効かせるのだ

知っている人は知っている言葉なんですが、これどこまで考えたことがありますか? というお話。


現代医学からみるからだの仕組みは解剖学(骨格構造、筋・筋膜構造、神経分布、内臓構造)、そして、からだの機能は生理学(感知あるいは認識、運動、免疫、修復調整などの機能)に基づくべきものです。

たんなる妄想学に合理性も再現性もありません。平たく言うと行き当たりばったり。アートとしては成立し得ても、術としては成立し得ない。

だから、鍼灸は難しいと言われてしまうのです。しかし、実際問題としていくつかの条件を満たせば、鍼灸術とは非常に簡単で、だれにでも再現できるレベルに落とし込むことができます。


では、現代医学からみる鍼灸の効果を発揮するルートというのはどういうものか?

単純に考えると

〇鍼または灸による末梢神経の刺激

〇受容器・神経線維を介して、脊柱、中枢(脳・脳幹)へ刺激伝達

〇脊柱レベルでの反射。(軸索反射や筋性防御反射)

〇中枢レベルでの反射。→からだのスキャンとホルモン分泌

〇結果としての、血流量増加と各部位での炎症反応(治癒反応)促進と発痛物質(防御反応を引きお起こすことで患部を保護)、鎮痛物質(過剰な痛みを抑えることでストレス軽減と炎症反応の制御)の伝達、神経興奮状態の適正化(過敏または鈍麻)など

以上のような反応が起こることで連鎖的にからだが修復、調整されていくことで様々な悩みや不快な症状が自己解決していく。


しかしながら、これらに関わるホルモンは主として視床下部より血中投与であり、障害部位に対する選択的な投与ではない。

故に、もう一つのからだの機能により、それがなされるかどうかが選択される。

つまり、”認識”である。からだの基準=Zero-Positionからどれだけ今ズレている(乖離している)かを判断できるかが治癒反応が起こりやすいか否かを決めるもう一つの要素。


この認識に関わるのが脳神経伝達システム。


つまり、脳神経伝達システムが機能していない状態では、鍼灸刺激に対する体の反応が鈍いというのはごく当たり前の話。


では、鍼灸の刺激をもって上部頸椎を調整すればよいのではないだろうか? そういう疑問を持つ施術者もいることでしょうが、ばっさりとDRTの方が簡単であると述べる。


DRT三大指標+補助指標を用いて、上部頸椎のズレを体に認識させ、DRTを施し、上部頸椎を自動調整、そのうえで、必要な検査をし鍼灸を行うことで認識力が向上した状態で、からだに調整的刺激を入れることで、からだの反応が速やかに引き出されると考え、構成されているのが泰心堂の施術となります。


このたった5分の背中揺らしを入れるか否かがで結果が大きく異なるのならば、要れない理由は何でしょうか?


泰心堂では合理的かつ、効果的で再現性の高い、結果の出せる施術を皆様に提供できるように日々研鑽を積んでおります。


ご相談・施術のご予約はお気軽にメールまた予約フォームからお願い致します。

泰心堂 徒手調整術研究部|習志野市大久保|自律神経整体

千葉県習志野市大久保、京成大久保駅近くのめまい、頭痛など自律神経系の不調による症状に強い鍼灸整体院 【ご予約はメールまたはWEB予約から】 taishindo@outlook.jp 047-404-5225

0コメント

  • 1000 / 1000