フォルムの崩れ→ROMや運動性の低下→自律神経系の不調!?
おはようございます。
書き出しの今現在、土曜日の朝8:40。なのに9時のお客様がすでに来院している不思議。
朝は何かと忙しく、土曜日などはこの時間往診に行っていることも度々あるので5分前を目指してきてと伝えているのですが、やたらと早い。こうなると朝のメールチェックや留守電チェック、書類の確認などが済まないのでうちの場合、容赦なく待たせます。で、時間通りにくるとスムーズに施術に入れるというのを意識、無意識に記憶していただきます。そうするとほとんどの人は適当な時間に来院できるようになります。
中には、帰れという治療院?もあるそうで、話を聞いた時にはびっくりしましたね。
ということで続きはまた後で
さて、形状って大事って記事の続きというか関連ですね。あまり続きものにはしたくない気分なのでこれはこれで一話完結を目指したいと思います。
ええと、まずは
1.人は疲れると歪みます
2.歪むことで一時的に体を支えてやり過ごそうという働きが起こります。
このときに、関節や筋肉はあるべき状態において最適化されるように基本的には設計されていますので、歪む=形状が崩れることで、一時的にうまく動かない状態に陥ります。
初期の段階では気にならない程度ですが、段階が進むと体が重い、関節が滑らかに動かずに引っかかる、可動域が明らかに狭い、上手く力が入らないなどと言った感触を感じるようになります。
疲れると歪むこと自体は自然なことなので、無理せずに休息をとると通常は自己回復してまた動きやすい状態に回帰します。(生命力、自然治癒力、復元力、気血津などという言われる概念上のエネルギーなどの役割であり、自律神経系の機能)
ところが皆様、疲れていて歪んでいるのに、頑張ったり、さらに強いストレスにさらされていたりとまあ、微妙にズレたことを繰り返してしまった、だんだんだんだんと疲れが、歪みが蓄積していってしまうわけです。
その状態が長く続くと、いつも○○、〇〇のほうが普通と体が悪い状態の方が当たり前と思い込んでいきます。これ、常態化と呼んでいます。
この状態に陥った人は、
〇形状(フォルム)が崩れているので、ぱっとみなんとなく格好が悪い。違和感がある。
〇立位または座位で前後左右から押してみて、抵抗してもらうと弱い、崩れる方向がある。
〇手足の動き方を見てみると、ぎこちない。(歩行動作や起座動作)
〇手足の可動域確認してみると、正常可動域まで上がらない、途中で引っ掛かる、あるいは異常な可動域まで動く
〇主要な筋肉の筋反射テストをしてみると、抵抗できないあるいは抵抗が弱い。
などなど
見かけや動作自体にわかりやすい不調が現れやすい傾向があります。
なので、
〇形状(フォルム)の崩れ
〇重心検査
〇ROM=関節がどれくらいスムーズに動くかの検査
〇筋力テスト(筋反射テスト)=どれだけ素早く筋肉に力が入るか
などのチェックを利用してからだの状態をみていくという行為をしています。
で、原因はというと一部の外傷(筋関節自体が傷ついている場合)などを除いて、基本的に自律神経系の機能低下がその背後にあります。
関節、つまりは骨と骨との位置関係を保つのも自律神経系の機能ですし、筋緊張を成業しているのも自律神経系の機能。
肩こりなどを例に挙げると、
1.そもそもの腕-肩の位置関係は適切か!?
→日常作業で腕を前に出してする動作が多いので、肩は内旋しがち。(巻き肩状態)
※一時的な作業に対する関節の位置関係の適正化という観点では、正しいからだの使い方。問題は作業が終わったにもかかわらず戻っていないこと。
2.首ー肩の位置関係は適切か?
→同様に作業中は下を向く姿勢が多い。なので作業中、僧帽筋上部や頚部の筋肉が緊張するのは頭を支えるために必要な自然な反応である。
3.腕周り、肩回り、首周りの筋肉自体を傷めていないか?
→筋断裂(肉離れ)などをするほどの強い外力や筋運動を行ったかどうか
※この場合は怪我になるので、損傷部位を保護するために筋性防御や動作制限をさせるために痛みを出すからだの仕組みになっている。
→長時間にわたる持続的緊張の結果、筋疲労が起こっていないか?
※持続的に筋緊張している場合血管を圧迫しているので、一時的にエネルギー不足などが生じる。位置関係を戻して血管圧迫を解除することで血流促進、エネルギー補給、疲労物質除去などが行われる。
4.何らかの原因で、ショック状態に陥り、筋痙攣や強縮を起こしていないか、あるいは一時的にマヒ状態になっていないか?
4については処置としては強い刺激を与えても良いと思いますが、1~3に関しては要は自律神経系の機能がうまくいっていないことで起こっているだけなので、自律神経系の機能適正化を図ってあげれば自ずと関節が楽な位置関係に収まりますし、からだの状態に応じて、血流調整なども行われ、疲労回復、筋緊張適正化という流れが起こり得ます。
筋機能、関節機能が正常化→見た目の変化という逆の流れが起こります。
その結果、その人なりに姿勢が整っているように見えてくる=形状(フォルム)が調うということになります。
あとは注意しておきたいのは、スポーツや仕事などの特性によるフォルムの崩れですね。先日お話した環境適応(最適化)ってやつです。
この見分け方の特徴は、ぶっちゃけると話を聞くということ、そしてその動作をしてもらって、動作がスムーズかどうかを判断するということです。
基本的に達人レベルの身体操作をしている人の動きは滑らかですからね。
では、また。
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