企画ネタ用の手技の開発状況
ども、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 藤井崇次(泰心堂)です。なんだか、本日もすっきりとしない空模様ですね。
さて、先日からお話している企画ネタの方ですが、ぶっちゃけ話で、手技の準備に難航しています。なんというか、効果を上げるのは簡単でも、効果を落とすのは非常に難しいわけです。
でも既存の手技は、提供価格帯で利益になるように設計していますので、これをそのまま一時的にせよ割引してしまうと、開発コストの回収が……正直、かなり遅れます。それは経営的にはよろしくない状態ですし、うちとしては、徒手調整術研究部の活動としてはそれがメインの収入源であり、サービス期間終了後は月1~2回継続してそちらを購入いただけることを目標としているわけですので、割引してしまうとおかしなことになってしまうわけですね。
かといって、まったく違う手技を提供してしまうとそれも連続性が失われるので、顧客側からすると継続購入し難い状況になってしまうわけですね。
ちなみに現在の手技はこんな構成になっています。
1.検査(聞き取りによる検査、目視による検査、圧痛検査、可動域検査、キネシオロジーなど必要な検査を行う)
2.脳脊髄液循環の調整(10秒~5分程度)
3.中心軸の調整(頸椎~仙骨の一括調整、2~6分)
4.四肢関節の軸調整(3分程度)
5.頭蓋部の調整(クラニアルテクニック、1~10分)
6.再検査
これでクロージングですね。
フルバージョンだとここに美整術Re:Chargeをそのままのっけてざっくりと15000円のメニューになるわけですね。
一貫して、体力を温存したうえで、機能回復を狙っているので、圧力×面積×部位数×時間→ダメージ量(=ストレス)という考え方を徹底していますので、必要ない強刺激(いわゆる痛気持ち良いは単に痛いだけのこと)は行いませんし、全体として手早く、からだに掛かるストレスを減らしていくことが施術のポイントになります。
まあ、回復したければ、回復するための体力をできるだけ残すべきですし、そういう意味でそうダメージ量を減らすのは当たり前ですね。
ピンとこない方は、そうですね……
「ああ、一杯やってもらい楽になりました」
と足取り重く帰るようではだめです。
うちの場合は、来院するときよりも帰宅するときの方がスタスタと足早に歩いて帰られるのが普通の状態です。……というか、一部の強刺激をもって痛覚抑制(痛みを抑える)などを狙う時以外はこうであるべきだと思います。
ちなみに現在考えている企画用の施術は、いつもの新しい技体験とかが目的ではないので、いつもの基本の施術のダウングレードというかエッセンス抽出というかを考えているわけです。
で、もともとそれぞれを構成する要素は私が学んだ各種療法の考え方や技術に基づくものなので実は 分解することができます。というか、そうですね、それぞれ単独で5000~20000円程度で実際に提供されている技術をうちの方針に合わせて再構成しているものなんですね。例を挙げると検査や脳脊髄液循環の調整については宮野博隆先生(CSFプラクティス)や篠崎真樹先生(仙骨内臓療法)、岩城憲治先生(新自律神経整体、FSS)などの考え方の影響を受けていますし、中心軸の調整は上原宏先生(DRT)、大澤訓永先生(BMK美健整体)、広江洋一先生(モルフォセラピー)などの影響もあります。四肢関節の軸調整は松井真一郎先生(MB式整体)の影響が強く、あとは古典的な調整法の考え方も入っています。数多くの先生方の影響を受けつつ、現場の活動を通じて、うちの顧客に対して最適であるように再構成したのが現在の手技なわけですね。
なんというか、うちの基本施術は私 泰心堂が定義した正常な状態あるいは健康な状態というのがあってそれを実現する手順、手段として組みなおした結果そうなっているわけなんですね。
正直ここまでやる施術家は少数派の方だと思います。
ぶっちゃけパッケージまるごと買って、まるっとコピーした方が結果が早く出ます。そうですね、いち早く効果を出してとか言う話をするのなら、上原宏先生のDRT+DRT三大指標のDVDを購入して練習すると最短距離で成功しやすいのではないでしょうか?(私、日本DRT協会の会員なので割り引いて考えてくださいね)
あと個人的におすすめなのは岩城憲治先生のFullScanSystem(FSS)ですかね。鍼灸師として完全に脈診を辞めた理由でもあり、正直、徒手療術の対応可能範囲であれば施術に困らなくなりましたし、結果が出なかったらどうしようという不安がなくなりましたね。
自分でもよくわからない施術をするくらいならわかりやすい、教科書的なもの(DVDを含む)にしやすい技法というを主軸にするというのはありだと思います。
ただ、それだと誰の考え方なの? って問題がどうしても残ります。で、あわない顧客がくるとあきらめるか、別の良い方法がないかと違うパッケージを購入して~とだんだん迷走し始めるわけですね。これがノウハウコレクターという悪癖。
そうじゃなくて、DVDやらセミナーで見るのはぶっちゃけ概念と立ち位置というかからだをみるあるいは捉える角度です。そしてそれって現代医学(解剖、生理、病理)的にどうなの、そして自分の考え方とどう似ていて、どう違うのか。
踏まえて、自分はどうするのかって話が大事なんですね。
と話が壮大にそれそうですね、戻しましょう。
ええと、そうそううちの基本施術を最終的に継続購入していただきたいという経営者、施術者としての思惑と、コロナ騒ぎで心労をためたり、調子を崩された皆様に対して提案できるものがないかという心意気とのせめぎあいでちょっと大変な状況ですってことですね。
今現在考えていているのが、思い切って、中心軸の調整だけに限定してしてしまうかなということです。これ今現在顧客にランダムアンケート調査中です。
ただ、これだと日々のストレスケアや軽度の体調不良による悩みには月1~2回で対応できそうなんですが、それなりにため込んだ蓄積疲労による体調不良まで行くと、週1以上かな~という印象なんですよね。
ここが正直な話を私側のストレスになっています。
今日はこの辺で。
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